◆◆寿司の数え方◆◆



寿司の数え方といえば、大抵の方が

「一貫、二貫」という数え方を思い浮かべるでしょう。

(回転すしなら「一皿、二皿」ですか)

しかし、この数え方も人それぞれで、

一つの寿司を「一貫」という人と、

二つ一組で「一貫」という人がいるので

非常にややこしくなります。(私は一応確認をしますが)

江戸時代の寿司店屋台
すしの屋台店 喜多川歌麿画
出典『絵本江戸爵(えほんえどすずめ)』(1786刊)
 

「二つ一組で一貫」には『江戸時代、屋台で提供されていたにぎりは大きかったので、

二つに切って供されていた。』という説が ありますが、どうも眉唾ものらしく、

そもそも古い文献には寿司を「一貫、二貫」と数えた例は見当たらないそうです。


どうやらこの「貫」という数え方は、昭和後期のグルメブームの頃から頻繁に使われだしたそうで、

比較的新しい数え方だといえるでしょう。

やはり普通に「一個」または「一つ」と数えるのが間違いも起こらずに一番良いのではないでしょうか。

寿司なんて、そんなに気取って食べる物じゃあないんですよね。




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